男児出産に伴い、ちまちまと記録でもつけてこうかと
中学のときにばばさまに授けられた本。
当時はよく理解していなかったのだけど。ジャンルは愛の詩集。
「智恵子」が結婚することになって、それを止めたい「光太郎」が
詩に気持ちを託して手紙を送る。それに感銘をうけた智恵子は光太郎のもとに。
とても真面目だった智恵子は芸術家を志していたが、自分の限界やなにやらを
苦にして、人間であることを放棄してしまう。狂人となってしまう。
リハビリの一環として彼女が行ったちぎり絵は奇しくも彼女が正常な時には
為し得なかった芸術性を持っていた。
光太郎はそんな智恵子を生涯、そしてその死後も愛し続ける。
こんな背景を知りつつ読んで欲しい本で。
苦手な人は苦手だろうからあまりすすめないけれどw
私の恋愛観の大きな所はきっとこのあたりからできあがっていて
死して後も傍らにいるような、というか。
私流の言葉で言えば、生きている間に得た記憶類やらを共有することで
自分のコピーを相手側に作るというか。
たとえば私の細胞でクローンを作ってもそれは私になりえない。
でも近しい人が私が経験してきたり感じたりしたことをたくさん聞いたら、
それは私により近づくのではないだろうか…って思うっていうかw
なんか残したいらしいです、おいらは。
環境が整えばw子供とか早く産んだ方がいいのかも?
でもまだ育てられる自信はないなぁ。
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